MH0321301の仮想通貨日記

仮想通貨超初心者の日記です。毎日自分の資産状況だけは更新していきます。

BTCの難易度調整によってBCHの高騰が期待される理由

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Hatena

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1/13にビットコインのdifficultyが上がるということで、ビットコインキャッシュの値が上がるんじゃないか、と期待を集めました。

このことについて、少しだけ詳しく書きたいと思います。

 

これはいわゆる、難易度調整というやつです。

難易度とはマイニングの難易度のことを指しています。

 

そもそもマイニングとは?

 

ブロックチェーン

まず前提として、ビットコインにはブロックチェーンという技術が使われています。

分散型台帳技術ってやつです。

取引の記録をまとめたものをブロックといい、それらをチェーンで繋ぐので、ブロックチェーンという名がついています。

どういう技術か簡単に説明すると、

参加者の取引を取引とは関係のない別の参加者がチェックした後に、帳簿に書き加えていく、

というものです。

そして、その莫大な量の取引を記録してある帳簿こそがブロックチェーンです。

大きな特徴としては、ブロックチェーンは参加者全員で共有、管理されるため、中央機関が存在しない、ということがあげられます。

中央機関がないため、システムがダウンすることがありません。

参加者全員で共有ためしているために、一つがダウンしても、他から復旧することが出来るからです。

また意図的に書き換えても、他のコンピュータと照らし合わせた時に判明するため、データの改ざんも出来ません。

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 ビットコインはブロックチェーンという画期的な技術が搭載されているからこそここまで広まっており、

その信頼の証として、ビットコイン1枚に約170万円(1/15 10:00現在)という値段がついているんです。

マイニングとは

そしてマイニングとは、ブロックチェーンを書き加えていく過程におけるチェックのことです。

マイニングを行うことで取引で不正が行われていないことを証明し、その後取引が承認され、ブロックチェーンにブロックが追加されていきます。

この仕組みを“Proof of Work”(PoW)といいます。

割とよく聞くので覚えておくといいと思います。

マイニングに成功すると、成功した人は報酬としてビットコインが得られます。

ここで得られるビットコインは誰かから支払われるのではなく、新規に発行されたものです。

そのため、マイニング(=採掘)という名前がついてます。

マイナー

マイニングを行う人のことをマイナーと呼びます。

マイナーたちは主にマイニングによって得られる報酬を目的としています。

マイニングは正解を莫大なデータの中から見つけ出すような作業なので、必ずしも成功するとは限りません。

むしろ失敗する方が圧倒的に多いと思います。

しかし成功した時の報酬が大きいので、企業や富豪たちがマイニング用にものすごい性能のコンピュータをわざわざ準備して、マイニングを行っています。

僕も富豪だったらやっていたんですがね。(笑)

 

マイニングの難易度上昇

次にマイニングの難易度が上昇することがどういうことか説明します。

マイニングで多額の報酬が受け取れる事実が広まっていくとマイナーの人数はもちろん増えていきます。

マイナーたちにとってはライバルが増え、マイニングが成功する確率が低下するのでうれしいことではないでしょう。

多くの人がマイニングをすると、チェックの作業は捗り、ひとつのブロックを生成する(=マイニングを完了して、取引が承認される)時間は短くなります。

ビットコインは、ブロックの生成時間が10分と決められています。

マイニングが完了し取引が承認される時間、つまり送金などにかかる時間は最長で10分ということです。

マイナーの人数が増えてブロックの生成時間が短くなると、生成時間を10分になるように調整が行われます。

これが難易度調整です。

マイニングが成功しにくくなり、なおさらマイナーたちにとっては嬉しくないことです。

 ビットコインとビットコインキャッシュの関係

 ビットコインとビットコインキャッシュは名前がよく似ていますが、これはビットコインキャッシュがビットコインから生まれたものだからです。

ビットコインのブロック生成時間が10分だと、先ほど言いましたが、これは他の仮想通貨と比べるととても長いです。

ビットコインはこれまで、取引が集中した時にマイニングが追い付かず、送金に時間がかかってしまうことがありました。

ビットコインの取引承認待ちが20万件、送金詰まりが悪化 | 仮想通貨ニュース.com

これを改善するために、2つの方法が考えられました。

これは難しいので簡単に書きますが

・取引の仕組みそのものを変える

・台帳自体(ブロック容量)を大きくする

の2つです。

絶対的な管理者が不在のビットコインは、開発者やマイナーなどを中心に合議制が採用されていますが、今回は主に開発者とマイナーの間で意見が割れました。

↓細かく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

分裂ビットコイン、合議のツケ :日本経済新聞

そしてビットコインのブロック容量を大きくしたバージョンであるビットコインキャッシュが生まれました。(もちろん他にも細かい違いはあります)

ビットコインキャッシュはまだまだマイナーが足りていない、とも言われているようですが、ビットコインと状況を揃えれば、送金詰まりは起こりにくいでしょう。

なぜビットコインの難易度調整でビットコインキャッシュが高騰する可能性があるのか?

ここまで長々と説明してきましたが、ここがメインです。

まず先ほども書いた通り、ビットコインの難易度が上昇することはマイナーたちにとってはおもしろいことではありません。

マイニングで得られる可能性が減るからです。

そうなると、マイニングする通貨をビットコインから他のコインへ移行するマイナーが出てきます。

ここで候補となるのがビットコインキャッシュです。

ビットコインと同じPoWを採用しており、まだまだマイナーも少ないため、報酬を得られる可能性も高くなるからです。

ビットコインのマイナーがビットコインキャッシュに移ると、なおさら送金が詰まってしまう可能性が高くなり、逆にビットコインキャッシュの送金詰まりは起こりにくくなります。

そうなると、仮想通貨の信用度を表している価格が、ビットコインは下落し、ビットコインキャッシュは高騰する、ということが起こり得るのです。

 

 

最後に

稚拙な文章で申し訳ないですが、興味があったので調べたことを書いてみました。

一昨日の難易度調整ではほとんど値段が変わっていないので、必ずしも起こるわけではないみたいですね。

価格の上下には様々な理由があるので、勉強ついでにこういう記事も書いていきたいと思います。